隨心院に行って来ました
先日、割と近い所にあるにも関わらず一度も訪れた事のない隨心院に初めて行って来ました
外側からは何度も見た事はあったのですが、思っていた以上に広く、そして歴史の重みを感じさせる素敵な所でした![]()
小野小町所縁の場所として、また梅の名所として有名なのですが…一度も中に入った事がありませんでした
一度は訪れてみたいとは思っていたものの、何故か行く機会というか思いつかなかった為か、何度も前を通りながらもスルーしちゃってました![]()
今年は1人で隨心院にでも行ってみようかなぁ~と思っていた所、偶然友人に誘われて夜間の特別拝観に行ったのですが……もう、敷地も建物も思っていた以上に広く、貫禄のある雅な場所でした![]()
夜道を照らす為、道には白い陶器と赤いガラスに入れられた蝋燭の明かりが仄かに灯っており、遠目にみると思わず、滑走路の離着陸する時の明かりに見えてしまい、厳かな雰囲気の中、うっかり”テイクオフ
”とか叫んで走ってみたくなっちゃいました![]()
…が、今回一緒に行った友達が常に私の予想を上回る天然(不思議とも言う)ボケだったので、ここで私がボケて弾けても誰もツッコんでくれないという事が、今迄の経験上痛い程に分かり切っていたので、ここは敢えて自重し、アホな事をやりたいのをぐっと我慢しました![]()
…まぁ、例えやっちゃったとしても、その友人は笑って面白がってはくれますが、決して私の奇行を止める事はなく放置されてしまうので、私がアホをやった後にふと我に返って激しく1人後悔する羽目になるだけなんですけどね![]()
細い三日月の夜、ライトアップといってもそれ程の明かりはなく、厳かな雰囲気にぴったりな感じの明かりに庭の木々が照らされていて、紅葉の名所程はいきませんが、実に見事な庭でした![]()
小野小町所縁の場所と言う事で、有名な百人一首…花の色は うつりにけりな いたづらに…という、己の老いを痛感した歌の石碑が建てられており、人通り見て満足して先を行こうとする私を友人が呼び止め…。
「折角やから…そこの石碑の前で写真撮ったら?」
と一言…。誰も
だなんて気の利いたもの持って来てないというのに、夜景を綺麗に撮れない携帯(しかも、そんなに画素数高くない)で、うすぼんやりした風景の中、更にうすぼんやりした私を撮って何が楽しいと![]()
記念に…という事で素直な気持ちで声を掛けてくれたのかもしれませんが、よりにもよってこの石碑(己の老いを激しく痛感した歌が書かれてある)の前で、最近体が不調気味な私に何を記念しろと![]()
そんなやさぐれた気分全開の私が、気を利かせてくれただろう友人に返した言葉は…。
「そんなに、花の色が移りにけりった(肌も体も曲がり角)私を写真に収めたいと
」
という、逆ギレにも近い激しいツッコミでした
うすぼんやりした明りの中、うすぼんやりしか写らない、同じくうすぼんやりした表情の私……実際写真に撮る事はありませんでしたが、もし撮っていたらと想像すると、絵的には痛烈に笑いを誘ってくれるミラクルな1枚になっていたかもしれません。
きっと友人がこの石碑の前で撮影したら?と発言したのは、何となく思いついた程度のものだったのでしょう……だって、常に私の予想を遥かに上回る不思議さんですから![]()
その後建物の中に入り、見事な襖絵や、手入れされた美しい庭を堪能し、本堂での吹奏楽の演奏を楽しませて頂きました![]()
近くの大学の吹奏楽部(?)の方が来て下さって、色々と演奏して下さったのですが…何せ開けっ広げの寒い夜空の下……私の聞き間違いだったら申し訳ないのですが、少しばかり音が外れていた様に感じられました
まぁ…あの寒さの中、指はかじかむでしょうし仕方ナイですよね…。
演奏されていた曲目が宮崎アニメの曲が多く、何故その選曲なのだろう?と不思議に思っていたのですが…万人受けを狙ったのでしょうか?それとも子供受けを狙ったのでしょうか?……もし後者だとしたら…客の殆どが中高年だったので思惑は外れたって事でしょうか?
その後、お坊さんによる小野小町に関する講義を聞き、今迄知らなかった小町に関するあれやこれを知る事が出来て、学生の頃和歌を専攻していた私にはとても興味深く楽しい時間でした![]()
お話をして下さったお坊さんも、何だか世俗の匂いがちらほら漂ってる感じの面白い人だったので、講義場所も同じく開けっ広げの寒々しい処だったのですが、それでも飽きる事無くお話を聞けました![]()
その後隨心院の中を色々と見て回ったのですが…この日に限って寒さ対策を怠ってしまった私……夜の冷気にガッツリと冷やされた板の廊下を歩くのに耐えられなく、ゆっくり庭や書院の中を堪能する余裕もなく小走りで友人と流す様な感じで中を見てしまいました![]()
非常にもったいない感じがしたのですが…でも、寒かったんです
雨が降った後だったので、余計に夜の板廊下を歩くのが骨身に染みる位に寒かったんです![]()
狩野派の絵師によって書かれた見事な襖絵もゆっくり鑑賞する余裕もなく、歴史を感じさせる襖絵の前を走る様に通った私が口にした感想は…。
「あの襖の低さ……昔の人の身長の低さをリアルに物語ってるよね~」
でした…。隨心院、そしてお坊さん、この企画に関わった全ての人…ホント、御免なさい
寒さに打ちのめされて、ちょっぴりハイテンションだった私に、これ以上何も思う事は出来なかったんです![]()
文塚や化粧井戸を見る時間も余裕もありませんでしたが、それでも思う存分寒さと隨心院の歴史と美しさを堪能する事が出来ました![]()
ここは梅の名所でもあるので、梅の時期…もしくは桜の時期に醍醐寺に行ったついでにでも訪れて見て下さい
そして是非、小野小町の歌の石碑の前でうつりにけりった感じで記念撮影してきて下さい。
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